とうきょう総文2022プレ大会
生徒業務別委員会メンバー座談会
こにわレポート!

お笑い芸人「こにわさん」が、総文祭の魅力に迫る!
生徒業務別委員会の熱い思いを届けます

令和3年10月31日(日)に開催された、「第46回全国高等学校総合文化祭東京大会(とうきょう総文2022)プレ大会」の総合開会式・パレード終了後、生徒業務別委員会の委員長6人に集まっていただき、これまでの活動と今後の展望を語ってもらう座談会が開かれました。自身も東京生まれ、東京育ちのお笑い芸人のこにわさんに、とうきょう総文2022の魅力に迫っていただきました!

こにわ プレ大会総合開会式とパレード、お疲れさまでした。実は僕、全国高等学校総合文化祭というものがあることを初めて知りました。座談会で、皆さんの委員会の活動内容やどんな思いを持っているのか知れたらと思います。

相手に届くおもてなしを意識しています

佐久間 総務委員会委員長の佐久間アクセル海樹です。総務委員会の活動は主に3つあります。本大会の運営スタッフや運営協力校の生徒の皆さんに配布するおもてなしマニュアルの作成と、本大会で販売するおもてなし弁当の考案、HP・SNSなどを使った総合案内です。

こにわ おもてなしマニュアルを作るにあたって気を付けたことはありますか?

佐久間 個人的な考えでもあるのですが、作成時に意識したのは、自己表現ができるマニュアルにすることです。ルールばかりになって自分を表現できないと、楽しめないと思います。自分も楽しんだうえで相手にも楽しんでもらい、「楽しい」が共鳴できるようにしていきたいです。現在も、相手の心に届くおもてなしって何だろうと考えながら、改善中です。

こにわ おもてなし弁当は、佐久間君プロデュース弁当ということですか?

佐久間 考案といっても、業者の方がいろいろ提案してくださって、僕たち生徒委員がこんなものはどうだろうと案を出して、できるかできないかを詰めていくんです。食物アレルギーがある方やベジタリアンの方なども食べられるように配慮したお弁当もテーマにして、業者の方に再現していただいています。HP・SNSの総合案内は、これから活動するのですが、まずはSNSで生徒たちが撮った写真を使ってとうきょう総文2022を広報していきます。

こにわ SNSの運営で大変なことはありますか?

佐久間 とうきょう総文での発信は僕たち個人ではなくて、東京都として発信するので様々な規定がありますが、その中でも面白いものを作れるように、いろいろと思考中です。

コロナ禍でもプレ大会総合開会式を成功へ

山﨑 総合開会式委員会委員長の山﨑陽介です。今日までプレ大会の総合開会式の準備をしてきました。総合開会式前の東京の紹介映像の制作と、次の開催県である鹿児島県との二県交流、そしてパレード出発式前のつなぎの部分を担当しました。

こにわ 映像はどのように作っていたんですか?

山﨑 委員会のメンバーに東京の写真を撮ってきてもらって、ナレーションもテロップも生徒たちで全部考えました。僕たちで作ったものを業者の方に依頼して音楽と画像を合せてもらったり、組み変えてもらったりしながら、手作りしていきました。

こにわ 構成とかも含めてできたのは、すごいですね。

山﨑 二県交流は、「第47回全国高等学校総合文化祭鹿児島大会 2023かごしま総文」の生徒実行委員会委員の方とクイズを取り入れた交流を披露しました。これも、鹿児島と東京の共通点は何だろうと2か月ぐらい協議して、台本を作り、効果音などについても話し合って創り上げたんです。

こにわ 終えてみてどうですか?

山﨑 まだまだやれたなって思いがあります。コロナ禍なので、東京の委員のメンバーともずっとオンライン会議で、対面で会えませんでした。インターネットの調子で声が聞き取りづらかったり、参加できなかったりと、大変な面もありました。僕は現在高校3年生で、プレ大会での活動が最後になるんです。もっとやりたいって強く思いましたね。

パレードで最先端な東京らしさを表現したい

白羽 パレード委員会委員長の白羽優之介です。僕も高校3年生なので、プレ大会が最後です。

こにわ 最後の活動に向けて、どのような取組をしてきましたか?

白羽 東京って最先端で、いろいろな文化やモノ、技術が集まってくるので、東京らしさってなんだろう、東京のパレードとして成り立つものは何だろうと考えて活動してきました。

こにわ 改めて東京について考えるいい機会になったんじゃないかな?

白羽 はい。パレードには、各都道府県の代表の皆さんが参加して、マーチングバンドなどを披露してくれるんです。各団体の技術や文化を尊重したパレードもいいなと思いましたし、SDGsや最先端技術を使ったパレード、これまでにとらわれないニューノーマルな価値観で作るパレードをお見せできたらいいなと思っています。東京はいろいろな地域や国の文化や技術を吸収して出来上がっていると思います。そういう特徴を表現できたらいいなと、感じました。

こにわ そういう東京の良さを、発信していくのは面白いなと思います。

一目見て「東京」と分かるデザインを意識しています

望月 広報イベント委員会委員長の望月優吾です。広報イベント委員会は、旗やチラシなど広報グッズのデザインを企画している委員会です。今メインで活動しているのは、おもてなし弁当のパッケージデザインや、パレードの会場となる通りに掲示する街頭フラッグのデザインです。

こにわ パッケージってすごく重要だよね。デザインをしていて、頑張っている部分はどこですか?

望月 とうきょう総文2022のメインカラーが江戸紫なんです。パッと見て「東京だ」って分かるような、昔ながらの文様を生かしてデザインできたらなと話しています。

こにわ 発想って自分の経験したもの、見たもの、知識の組み合わせからしかできないってよく言われたりすると思うけど、どうやってデザインに取り組んでいますか?

望月 僕はデザインができないので、委員会のメンバーと相談して、例えば自分はデザインが苦手だけど、こうしたらいいんじゃないかなって案は出せます。逆に、デザインが得意な人はそれを元にこういうふうに書くことができる、とみんなで協力しながらデザインを創り上げています。

こにわ チームワークだね。

望月 パッと見ただけで惹かれるようなものが作れたらと思っています。広報するにあたって、SNSは総務委員会が担当してくれているので、僕たちはいろんな方が手にしてくれる、見てくれるようなデザインの広報物を作っていきたいと思います。例えば、おもてなし弁当のパッケージを、線画でデザインしていくとか、江戸紫をうまく使いながら工夫していきたいと思います。

海外の高校生との交流が新鮮でした

林(凜) 国際交流委員会委員長の林凜咲です。招へい国の皆さんと本大会でどのような交流ができるかを考えています。現在は、対面で交流することを前提に、日本のどのような良さや文化を伝えたいかなどを委員会で話し合っています。これまでの活動としては、韓国の高校生の皆さんとZoomを使ってオンラインで、日本のよさを伝えるクイズをしました。

こにわ 韓国は飛行機でも2時間ぐらいで行けるほど近い国だけど、交流してみてどうでしたか?

林(凜) 距離は近いって知っていたんですが、それでも文化や言語も違うし、いろんなものが違うんだなと感じました。

こにわ 僕も英語を対面で習っていた時期があって、しゃべれないときはジェスチャーを使ったりしていたけど、オンラインでの会話はどうでしたか?

林(凜) 通訳さんを介してオンラインで交流したんですが、お互いマスクを着けていて顔もよく分からない状態で、会話の間もよく分からなくて大変でした。

こにわ その後も交流はしていますか?

林(凜) Instagramを通して、韓国の同年代の子たちはこんな生活をしているんだって身近に感じられるようになりました。

何気ない一瞬を大切に写真と動画に収めたい

林(ゆ) 記録・編集委員会委員長の林ゆきのです。この委員会は、大会記録集を作るのがメインの仕事です。現在は、記録集の表紙のデザイン案を考えたり、47都道府県を紹介するページのテーマを決めたりしています。

こにわ 47都道府県の紹介テーマは決まっていますか?

林(ゆ) 各都道府県の魅力として、伝統工芸品を紹介することに決まりました。住んでいるから分かる各都道府県の伝統工芸品の良さなどをアンケート形式で回答してもらい、委員会のメンバーで文章にしていこうと思っています。東京の伝統工芸品は、江戸切子を紹介する予定です。

こにわ 大会記録集は、本大会が終わってから作ると思いますが、今はどんなことを意識しながら活動していますか?

林(ゆ) プレ大会の準備期間から、記録・編集委員会のメンバーはひたすら各委員会や出演者の皆さんを写真や動画に収めています。私自身、裏方で動く皆さんの姿を見て、表に出ている何倍もの人が関わって、労力をかけて創り上げているんだなと実感しました。そうした姿を逃さないように、写真に収めるということを意識してプレ大会を過ごしていました。

こにわ 写真を撮る中で、こだわりはありますか?

林(ゆ) 私はなるべくたくさん枚数を撮るようにしています。何気なさじゃないけれど、ふとした一瞬を大事にしたいなと思って撮影しています。

リーダーの思いが委員会をまとめる

こにわ 皆さんこれまでいろいろな活動をしてきたんですね。委員長として気を付けていることはありますか?

佐久間 僕は相手、個人を尊重することですね。その人にしかできないことや、その人の意見だからこそ素晴らしいものが出来上がることがあるって思っているからです。お互いを尊重しているから出せる意見があると思うので、そこを大事にしています。

林(凜) みんな「委員長」って言ってくれるんですけど、みんな一人一人が輝いていいと思うし、いろんなことを思って、発言する権利があると思います。みんなと同じ立場に立って、一緒に導いていくような進め方を心がけています。

林(ゆ) オンラインでお互いの信頼関係を作るのは難しく感じました。まずは私が発言してみんなに意見を出してもらい、最後に問いかけをしたりして、意見を言いやすい雰囲気を作るように意識していました。

各委員会一丸となって本大会へ向かいます

こにわ 令和4年7月31日から開催される本大会に向けて、これからこう活動していきたい、後輩に託したい思いを教えてください。

望月 全国高等学校総合文化祭は、「文化部のインターハイ」と表現されることが多いです。インターハイという言葉を使わなくても分かるような総文祭にしたい。広報イベント委員会として、アピールしていきたいと思っています。

山﨑 プレ大会の開会式は、本大会とほぼ同じような形式で行えたと思っています。貴重な経験になったと思うので、後輩たちはもっと動けるようにして本大会に生かしてもらえたらと思います。

白羽 プレ大会まで一緒にやってきたみんなのまとまりを本大会まで崩さず、委員会のみんなで東京らしいパレードを行ってほしいなと思います。

こにわ これから本大会に向けて、また各委員会で話し合いが重ねられていくと思いますが、東京らしい、高校生の皆さんらしいとうきょう総文2022になっていきそうですね! 

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